1970年代にヒバゴン(類人猿型の未確認動物のひとつ)が有名になりました。その名前の由来となっている比婆山へ登りました。広島東部の山には登山をしたことがなく、またかつてヒバゴンで有名だった比婆山ということもあって山行を楽しみにしていました。連日の猛暑でこの日も1000mちょっとの標高の山だったので干上がるのではないかと水分を多量に持参しましたが、なんとこの日は予想外に暑くなく風もあって水分はあまり必要ではありませんでした。県民の森公園センターから反時計回りに烏帽子山、比婆山(Aコース)と周回していきました。大変整備された歩きやすい道で、ファミリーハイクにはピッタリの所かなと思いながら登って行きました。登山道は背の高い樹林帯の中にあり、これだと直射日光があたることはないので、太陽がきつい暑い日でも歩けるだろうと思いました。 風が強く雲が低く早く流れて烏帽子山につく頃にはガスガスの状態になっていました。烏帽子山には方位盤があり大山や宍道湖が記されており晴れてればそれらが見えたのかな?と残念な気持ちになりました。烏帽子山から比婆山へは30分ほどで到着しました。比婆山は御陵とも呼ばれていることも知りました。御陵とは天皇や皇后さまを葬る所で宮内庁が管理している場所かと理解をしていたのでびっくりしました。説明板には神話に出てくる女神の伊邪那美命を葬ったとされているとのことでした。比婆山山頂(どこが山頂か良くわからなかったのですが)には立入禁止のロープが張られていてイチイの大木に囲まれて巨石が横たわっていた神韻とした雰囲気でした。あとは出発地点の県民の森公園センターへ向けて下って行き、11時過ぎには帰着しました。県民の森公園センター内にある日帰り温泉が11時からのオープンだったので、オープンと同時に入浴出来たようで、貸切りの状態でゆったりと汗を流すことが出来ました。入浴後、木陰のベンチで昼食をいただき帰路につきました。今回は神話の世界を思い起こす印象深い山行となりました。山行リーダーのHさんありがとうございました。