7/12(金)~15(月) 黒姫山・高妻山

海の日連休を利用して新潟県と長野県の県境の山を登りにいきました。行き帰りはHさん・Kさんと3人旅で、途中の道の駅にて新潟在住の会員のNさんと合流します。KさんはNさんに別の山の登山口に送ってもらい下山後は家に泊めてもらうそうです。その後Hさんと2人旅です。現地は雨とガスでテンション下がり気味ですが、まずは黒姫山に向かいます。
黒姫高原スキー場からゲレンデ越しに登り、少々道に迷いながら登ります。途中で雨があがりほっとしました。黒姫山の火口跡である七つ池付近は気持ちの良い草原で来てよかったと思わせる場所です。そこから登り山頂に着きました。雲が多く展望は望めませんでしたが、登りごたえのある山で達成感がありました。しかし下りもハード。滑り易い急斜面で苦労して疲れました。
とりあえず近場で風呂に入り遅くまで開いている蕎麦屋を見つけて食事をして、戸隠に向かいます。戸隠キャンプ場付近の登山者用駐車場に車を停めます。テントを持って来ていましたが、再び雨が降っていて地面もびちゃびちゃなので車中泊にしました。2人ならフラットにしてゆったり寝られます。
朝になっても雨が降っています。駐車場にいた車も登山を諦めたのか出ていくのもあり、トイレ付近にいた人も今日は登らないと言っていました。しかし高妻山が目的でここまで来てこれくらいで登らないのももったいないので行きます。しかしHさんは昨日の疲れで足が痛いとの事で戸隠神社の散策に切り替えました。
戸隠キャンプ場はこんな天気にもかかわらず立派なテント村になっています。その横を通り戸隠牧場を抜けて登山口へ。連日の雨で増水がちょっと心配でしたが、沢コースを行きます。いたる所に熊注意の看板があるのですが、鈴を持って来ていないし一人なので時折手をたたいて音を出します。渡渉が何度もありますが、水は増えていなかったので石づたいに渡ります。写真で見る滝の横を鎖を使って登る所も大丈夫でした。昨日の黒姫のほうが滑り易く大変でした。稜線に出る頃には雨も上がりました。
そこからは一不動に始まり十阿弥陀までの10回のアップダウンが待ち受けており日帰り百名山でもハードと言われる高妻山の真骨頂の始まりです。しかし足元はしっかりして歩き易いのでコツコツ登れば、登る度にちょっとガスっていますが、ちょっと景色が見られます。五地蔵山まで来てもうちょっとと思いましたが、ここからがハード。アップダウンはさらに激しくなり九勢至から長く十の手前は標高差300メートルの急登りがありヘロヘロになります。十で終わりかと思っていたら山頂をさらに先でがっくりします。
やっとついた高妻山山頂はガスで展望がありませんが、昨日同様に達成感はあります。実はこの先の一三の乙妻山まであるのですが、往復2時間あり疲れたし展望も無いのでパスします。あとから登ってくる人達も「疲れた~」「九からが長すぎる」と口々に叫んでいました。
下りも六弥勒までアップダウンが激しく続きます。六弥勒からは割と最近出来た弥勒新道の尾根ルートから下ってみます。しかしこのルート、泥沼の滑り易い急斜面で慎重に足運びするのでペースも上がらずさらに長く感じます。泥で靴と合羽がぐちゃぐちゃになりながら下山。降りた所の沢でキレイに泥を落としてサッパリしました。戸隠牧場付近は多くの観光客が来ていました。私もそこでソフトクリームを食べてクールダウン。駐車場に戻ります。ちょっと日が出てきたので濡れ物を広げて乾かしているHさんも帰ってきました。戸隠五社を巡り戸隠蕎麦も食べて観光を満喫したようです。
晴れ間は一時でまた雨が降って来ました。風呂と買い出しには町まで出なければならないのですが、そこで西田さんに電話してお邪魔する事にしました。丁度、Kさんも下山してそこに居ます。赤倉温泉内にあるNさんのマンションに行き、マンション付きの天然温泉に入らせてもらいサッパリしました。風呂の後、部屋にお邪魔してズルズルといる内に結局泊まる事になり、夕食から朝食まですっかりお世話になってしまいました。
翌日も雨模様。3日目に登る予定の山はやめて帰路につきます。途中で教えてもらったジンギスカンの店に寄ります。信州新町はサフォーク種の食肉用羊のジンギスカンで有名らしく「レストラン むさしや」は開店前から行列でした。クセが無い肉でリーズナブルな価格でたっぷり食べて大満足でした。
今回は天気には恵まれませんでしたが、三者三様に楽しめました。やはり泊まりの登山は楽しいです。