12/28(土)~31(火) 硫黄岳(八ヶ岳)

28日22時に酒津公園に集合し、出発しました。今年は休みが長いので分散傾向なのか、途中に人は少なく、渋滞なしに29日7時前に稲子湯に到着しました。暖房の入った外トイレがあります。少し待機してから準備し、8時に出発しました。
入山の3~2日前に関東北部で降雪があったため、少なめながら稲子湯からずっと雪の上を歩けました。さほど人は多くありませんが、トレースはついています。大雨で登山道が崩壊したため、新しい道がつけられているところもあります。11時30分に本沢温泉に到着し、チェックインを済ませて部屋に入ります。
予定では今日の行動はここまででしたが、今日は天気が良く、明日は崩れる予報ですので、今日のうちに硫黄岳に登ることにしました。部屋に不要な荷物を置き、12時15分に出発します。出発して間もなく、Sさんが貴重品の入ったサコッシュを本沢温泉に忘れたことに気づき、温泉に電話したところ、部屋にあるとのことでそのまま登ります。夏沢峠でアイゼンを付け、稜線に出るとやや風や雲が出てきていますが、天気はよく、展望が開けます。遅い時間ですが、まだ結構多くの人が登っていました。私が去年購入したカシンのアイゼンは、堅い雪や岩では歩きやすいのですが、柔らかい雪への効きが悪くて、まだ使い方を探っているところです。14時50分、硫黄岳に登頂しました。写真を撮り、展望を楽しんで下山します。日没に間に合わないかもしれないと思っていましたが、順調に下山でき、16時15分にライトを出すことなく本沢温泉に戻りました。部屋に戻ってからAさんの内腿が痙り、このようなトラブルが行動中にあれば暗くなってしまって小屋で叱られていたところでした。
17時30分から夕食です。本沢温泉では汁物に必ずおでんが出るそうで、けっこうたくさんの具がありました。隣の席に白いものが入ったびんが置いてあり、私は最初、牛乳かと思っていたのですが、濁り酒で、私達も注文して飲みました。夕食を知らせるときに、「お湯が必要な方は容器を持ってきて下さい。」と言われたのでタダかと思いましたが、値段表に書かれているとおり500mlで150円でした。食後、男性時間まで待って温泉に入ります。鉄分で血の臭いを感じました。あまり広くなく、4人つかる程度の浴槽です。同じ時間に人が集中して、私達が出るときには脱衣所待ちの人が出ていました。部屋で飲み直し、20時に消灯となりました。
30日、昨日のうちに硫黄岳に登ってしまったので、今日は下山して稲子湯に泊まるだけです。8時がチェックアウト時間のため、朝食後にチェックアウトし、軒下にザックを置いて野天風呂に入りに行きます。雪が降っていて、少し風も出ています。野天風呂に到着したときには一人の男性がちょうど出るところで、4人で独占できました。お湯は熱めですが、顔にあたる風がちょうど心地よく、いつまででも浸かっていられます。なかなか出る決心がつきません。服が濡れるのでビニール袋があった方がよいと聞いていたので持参しましたが、着替えの足元が冷たいため、濡れてもよいスパッツを敷いて着替えました。ビニールシートがあると一番よいと思います。服を脱ぐときは寒かったですが、温泉で身体が温まり、服を着るときはさほど寒くなかったです。
本沢温泉に戻ってザックを担ぎ、下山します。途中でしらびそ小屋に立ち寄り、コーヒーとベーグルのセット800円でゆっくりしました。稲子湯に駐めてある車の窓が開いているという連絡があり、先に休憩していた人が自分の車ではないかと下山していかれました。この小屋は窓辺にひまわりの種を蒔いていて、これを食べにリスや小鳥がやってきます。慣れているのか、室内からならカメラを向けても逃げません。しらびそ小屋が人気なわけです。稲子湯に向けて下山し始めると、雪が雨に変わっていきました。年末の八ヶ岳で雨とはなあと思いました。風も出ていて、稜線は強風なのではないかと思います。
11時過ぎに稲子湯に下山しました。温泉には入れるが、部屋に入るにはもう少し時間が掛かるとのことでしたので、スーパーに買い出しに行きます。稲子湯に戻ってチェックインし、昼食を食べながら酒を飲み、温泉や昼寝で時間を過ごします。温泉はあまり広くなく、洗い場は3つなので、時間によっては混雑するかもしれません。夕食はイワナや収穫後に冷凍していた山菜など、山のものを使った料理でおいしかったです。夕食後に再度、酒や温泉を楽しみ、めいめい就寝しました。
31日、朝風呂に入り、朝食を食べてチェックアウトします。JR最高地点の野辺山駅、清泉寮、東沢大橋展望台、諏訪大社上社本宮を見に行ってから高速に乗り、倉敷に戻りました。初日に頑張ったおかげで好天の中登頂でき、あとはゆっくりと楽しめました。