そろそろ雪山の季節も終わかけているので雪が必ずある場所として三ノ沢往復を計画しました。2年前に行った時と同じルートであり、前回は結構苦労してたどりついたのでスノーシューの出番を期待していました。
Kさんは奥大山で前泊雪中キャンプを友人と楽しむと言うことで、当日朝現地で集合しました。7時頃に比較的早く到着したのですが、駐車場は半分以上埋まっていて山スキーヤーで賑わっていました。Kさんは昨晩キムチ鍋を食べたそうで羨ましかったです。ここはトイレが冬季は閉鎖されているのが難点ですが、機会があれば雪中キャンプしてみたいと思いました。
除雪終了地点から雪道になりますが、ツボ足でも全く埋まらないのでほとんど通常歩行のスピードで歩が進みます。鍵掛峠でテントが二張りあって風よけに雪ブロックを積んでました。歩きやすいので自分のイメージよりだいぶ早く三ノ沢に到着しました。ここからの景色は素晴らしいのですが、残念ながら稜線はガスって見る事ができません。一服した後、やはりここからも踏み固められていてツボ足で十分でした。堰堤の手前は右岸側を登るのですが、急なので足元を崩さないように慎重に登る必要があります。堰堤上に到着すると、ザザーと雨の様な音が聞こえました。左手のザレた斜面から絶え間なく小石が崩れる音でした。時々剣ヶ峰方面から拳より大きい石がゆっくりと無音で転がってくるので、ボーっと気を休める事が出来ないので山の方を見て落石を気にしながらガスが切れるのを待ちました。数名三ノ沢を詰めて稜線を目指していました。雪はかなり少なく、春山といった雰囲気です。ガスが切れる雰囲気が感じられなかったので諦め下山する事にしました。下山時には雪が締まっているのでKさんのソリが大活躍で、環状道路まで下る間の8割以上は滑っていた感じです。環状道路に到着すると昼食にしました。鍵掛峠を過ぎたあたりから雪がグスグスになりましたが苦労することなく奥大山駐車場に戻りました。