12月の雪上訓練に参加させて頂き、初めて登る雪の大山にすっかり魅了され、今回はこの冬4回目の大山登山となった。 今日の雪は、足を置くたびに小さくすべる。リーダーに歩き方の練習になるからと言われて、アイゼンはお預けで慎重に進む。メンバーに体調が良くない方が数名いたこともあって、ゆっくりと休憩しながら、おしゃべりを楽しみながらの登山だったが、それでもどんどん足が重たくなる。6合目を過ぎてからアイゼンをつけると歩きやすくなったが、ますます足を持ち上げるのがしんどい。この冬少しは体力がついたと思っていただけに、一体あと何回登ったら余裕で大山に登れるようになるんだろう…なんて自分にガッカリしながらなんとか付いて行く。それでも大山は今日もとてもかっこいい!左手に見える山容に惚れ惚れしながら進む。晴天で暑いほどの陽気だったが、登頂前にガスが出てきて残念ながら山頂からの眺望は望めなかった。風もあったのでお昼はとらず、下山途中の5合目で遅めのお昼休憩をした。その時、鳥取県と書いたヘリが低空で近づいてきた。救助者を探しているようで、数人が固まっている私たちの真上でホバリング。近すぎてちょっと怖い。どうやって私たちじゃないって伝えたらいいのかな、なんて話していたが、結局私たちから100メートルほど離れた、コースを外れた場所に救助者がいて引き上げられていった。理由はわからなかったが、グループの雰囲気からして差し迫った感じはなかったので一安心して私たちも下山した。登山口に着く頃には登りのしんどさなんてすっかり忘れて、また来こよう!と思った、今日も楽しい山行だった。