台風の影響により、急遽行先を変更して酒津公園から高梁川を挟んで対岸に見える丸っこい山頂の八幡山に登りました。2016年の春までは倉敷市に唯一残っていた渡し船「水江の渡し」で対岸に渡り、八幡山を登る事ができました。付近に橋が無い為に市道として認定され、無料運行されていたこの渡し船も倉敷大橋の完成によって90年の歴史に幕が下ろされました。僕も2014年に一度だけ利用した事があり、大声で待機所にいる船頭さんを呼んだ事と、帰りにはコーヒーをごちそうになった事を思い出しました。
石切り場跡から入山し、洗浄岩からは常山、麦飯山、十禅寺山、金甲山、貝殻山などの山々が一望出来ました。登った事のある山が見える展望はとてもうれしく感じます。登山道脇の木々は比較的高いのであまり展望は良くありませんが、良く整備されているので歩きやすいです。ただし、標識の無い分岐が沢山あるので、気を付けないと違った方向に下山してしまう可能性があります。山頂手前の道はかなり急で息が切れます。しばらく我慢して登ると三角点のある山頂に到着します。あまり展望は良くありません。下山は八幡神社に直接下る急なルートを取りました。八幡神社は昔の記憶から比べると妙に立派に綺麗になっていて、参道も綺麗な石段になっていました。僕が登った後に改修されていたようでした。この八幡神社は正式には川嶋ノ宮八幡神社で、ここが本宮だそうです。酒津公園のそばに里宮もあるようです。この神社からは倉敷市街が一望でき、初詣山行にも適していると感じました。参道入り口に駐車場もあるので、近くを通り掛かった時に参道の階段を登って、神社からの景色を眺めるだけでも楽しめると思います。