日本百名山のうちの3名山の雪山を一気に登れるということで楽しみにしていた山行です。いつものように倉敷酒津公園に夜集合し、信州に向けて5人で出発です。山陽道神戸JCTから高槻JCTまで先週開通したばかりの新名神を利用しました。大阪市内の北側を迂回するようなコースなのでいつもの混雑箇所は回避できるようです。途中雪もなく順調に蓼科山登山口がある女ノ神茶屋駐車場に早朝に到着しました。車中で仮眠後蓼科山に向けて登山開始です。登山道は数日前に降った雪が圧雪され早朝ということもあり凍っていてツルツルで滑りやすい状態でした。登りが急になるところでアイゼンを装着です。途中振り返ると八ヶ岳連峰がきれいに見え、さらに南アルプスが見えて感動です。一同“オオッ”の状態でした。何度も振り返ってはその景色に見とれました。幸徳平からは3番目で最後の急登になります。かなりな急登です。睡眠不足と高度が上がってきた為か妙に体が重かったです。樹林帯を抜ける前には有名な縞枯れエリアに突入です。樹氷がついていてきれいでした。樹林帯を飛びだすと岩石帯が頂上まで続きます。やっと山頂です。一気に360度の大展望が開けます。ワオー!!と大きな声で叫んでしました。南、北、中央アルプス、八ヶ岳連峰がぐるりと見渡せます。ここで風を避けながら昼食休憩し下山しました。2時間ほどで下山しビーナスラインを車山肩の駐車場に移動しました。ビーナスラインからはかすかに富士山も見えてテンションも上がりました。さあ、本日2つ目の百名山霧ヶ峰(車山)を登ります。霧ヶ峰と呼ばれる山が近くにあるのですが、ほとんどの人は車山を登られているようです。調べてみると霧ヶ峰はいくつかの山の総称でその中で最高峰が車山になるようです。登山口から山頂が見えており直登すると早そうなのですが、夏道以外は立ち入り禁止なのでひたすら夏道を登り山頂へ。1時間程度で山頂に到着。ここでも360度のパノラマ景色です。先ほど登った蓼科山が間近に見え改めてその山容に見とれました。明日行く予定の美ヶ原も見えました。アルプスの景色を堪能して本日の宿泊地“道の駅マルメロの駅ながと”に移動です。マルメロとはなんのことか知らなかったのですが、カリンに似た果物で長野県が日本一の産地のようです。この道の駅は温泉、コンビニも同じ敷地内にあって便利な所でした。温泉に入りレストランで夕食後、産直売り場の軒先をお借りしてテントを張りゆっくりと休みました。翌日、美ヶ原山本小屋駐車場に移動後登山開始です。登山といっても高原台地なので、周りの景色を堪能しながらの楽しいハイクです。王ヶ頭ホテルまでは雪上車が雪を踏み固めていて道を外れなければ登山靴だけで大丈夫でした。ちょっと道を外れてワカンをつけてスノーハイクを楽しみました。王ヶ頭、王ヶ鼻と歩きます。北アルプス、中央アルプス、南アルプス、御岳山、乗鞍、八ヶ岳が一望出来るなんて! なんという贅沢な景色でしょうか!!! 王ヶ鼻からは日本百名山の1/3が見えるというビューポイントです。写真撮りまくりです。あっという間の2日間でした。帰りに寄った中山道和田宿にある蕎麦屋“徳田”は雰囲気も良く味も最高でした。おすすめです。お気に入りの蕎麦屋になりました。まだ明るいうちに帰路についたので中央道からは中央アルプス、南アルプスを見ながらのドライブとなり最後まで景色を楽しめた山行となりました。リーダー、参加者の皆さま、楽しい時間をありがとうございました。