7/21(日) 那岐山淀川本谷右俣

以前より雨で中止に何度もなっていたコースですが、今回も梅雨で連日の雨模様。中止も考えましたが、雨量がそれ程でもないので行く事にしました。
上の駐車場に車を停めます。入渓は蛇淵の滝を避けてBコースの橋から入渓します。雨は降っていませんが、どんよりとした空模様で樹林帯は薄暗く夕方の様相です。暗いので水の中がよく見えませんが、水量もそれ程でなく順調に遡行できます。今回はCコースとBコースの間の沢を行くので途中で登山道に逃げる事が出来ません。しかしコース的には難しい所が無くほとんどが小滝や河原歩きになります。しかし数本10メートル程度の滝が出てきます。水量はいつもより多いのでしょうが、水圧はそれ程でもなさそうです。しかし一応滝芯ははずして横の水量の少ない所を登ります。
あっという間にメインの那岐大滝に到着。七段100メートルの立派な滝ですが、薄暗いのでイマイチすっきり見えません。上部は急で今回は水量も多いので途中から右岸を巻きます。巻きも落石とスリップに注意が必要です。再び沢に降り立つと再び緩い河原歩きと小滝になり水量は一気に減少します。沢が細くなり左右から藪が被さってきます。沢の岩溝に沿って詰めていましたが、ついに笹薮になったので、登り易そうな所を狙って藪を漕ぎますが、ちょっと登るとすぐに稜線の縦走路に出ました。本来は避難小屋付近に詰め上がる予定でしたが、東に寄りすぎて山頂のすぐ東に出てしまいました。ちょっと歩いてすぐに山頂に到着。無事目的達成しました。人気にない山頂で写真を撮り避難小屋に移動します。
避難小屋で装備解除してゆっくり休憩します。小屋に入ってしばらくすると、雨が降り出しました。風もあるので濡れた衣服で寒そうなので、合羽を着ましたが、いざ外に出ると雨はやんでいて風も凪いでいたので、下山中に暑くなってきたので脱ぎました。今日の天気では登山者もほとんどいないかと思っていたら下山中に数名すれ違いました。
早く終わったので湯の郷で温泉にゆっくり入り帰りました。那岐の沢には昔から何度も行きましたが、山頂まで初めて詰め上がれたので良かったです。