久々に雪の三嶺に行ってきました。今回はいやしの温泉郷スタート、この時期モノレール沿いにラッセルし・・のはずが今年の今日は雪が全く無い。夏道を探し辿りまわるが途中面倒臭くなり、雪の無いモノレール沿いを直上。降り積もった湿った枯葉が滑り易くいやらしい。そしてやっとモノレールともおさらば~、と思ったのもつかの間、今度は登山道に融け出した雪水が所々不気味な色の氷板と化し、また枯葉の下の土も凍結しており集中力のグレードが上がってきて汗をかく。やっと雪が出てきたのは1580mくらいから。とはいえ気温は低いが空は真っ青晴天で、三嶺を望む1750mからの絶景にぐるり見惚れノンビリ過ごす。お亀岩避難小屋泊案もあったが、今回はスタートも遅く下山ルートも再考、とのことで三嶺ヒュッテ泊決定。ここから山頂までの景色も、力強い青空に真っ白な雪と薄く蒼く凍った池、飛び出た岩にシブく枯れた色合いの笹とコメツツジが張り付き、柔らかい稜線がどこまでも伸びていく。逆を向けばこの景色の窪みに可愛らしい赤い屋根の小屋が佇んでいて、本当に素晴らしく、易々と往復してしまうのがもったいない。晩御飯はキムチ鍋。やっぱり冬は白菜が美味しい。今夜は私達も含め3組宿泊。屋根と壁、そして鍵まであるトイレはとても嬉しい。I君ありがとう!!夕日は雲の中で拝めなかったが、明け方起きて外に出てみると満点の星空、山峰に沈みつつ立ち昇る雲海に上がる日の出も堪能し、名頃に下山。懐かしくも年を取らないかかし達に御出迎えしてもらい、三嶺タクシーでいやしの温泉郷まで送ってもらう。私と三嶺は相性が良いらしく青空でなかったことが無い。数えてみると今回11回目でした。リーダー及びにメンバーの方々、贅沢で楽しい山行ありがとうございました!