4/10(日)  小塩山(個人山行)

近畿地方でカタクリが見られる山を調べると、京都の小塩山(おしおやま)が有名で、直前の記録をネットで見るとちょうど見頃の様だったので行ってみました。場所は嵐山の南西5kmの位置で車で約1時間程度で行くことができました。
登山口は大原野神社で有料の駐車場があります。この神社は後で調べて知ったのですが、鹿がお使いの動物になってるようです。鹿の銅像やおみくじ、お守りもあるようですが全く気が付きませんでした。このあたりは竹林が多く、タケノコ堀が盛んなようです。最初は左右にタケノコ堀用に整備された竹林をダラダラと登っていきます。しばらくすると急登になり、急登が250m程続きます。登っていると後ろから「ブルンブルン」と音が聞こえたので、木の伐採でもしているのかと思いましたが、モトクロスバイクが登って来ました。マウンテンバイクに遭遇した事はありますが、モトクロスバイクは初めてでした。傾斜がなだらかになると間もなく小塩山の山頂です。山頂には天皇陵があり、その裏に三角点があり山頂になります。展望はありません。
カタクリの群生地は山頂付近の電波塔前の車道を南に少し行った場所の谷に広がっています。車道からチェーンのかかった林道を進むと受け付けのような場所があり、チラシを配ってました。環境保護協力金という事で300円渡すとパンフレットをくれました。ネット情報(西山自然保護ネットワークのHP)では見学時間が10時から15時という事でその時間帯しか群生地に入れないので注意が必要です。このHPで見学期間や開花状況など確認できるようです。大きな群生地としてはNの谷、炭の谷の2か所で、規模としてはNの谷の方が大きかったです。Nの谷は谷の左岸を下って右岸を登る一方通行で道沿いのカタクリを鑑賞しながら歩きます。事前に白いカタクリがあるという情報を聞いてたので注意しながら見ると2本ほど見つける事が出来ました。炭の谷は谷を下って登る往復の道です。またここはギフチョウの生息地でもあるそうで、1羽発見する事ができました。ガイドの方からカタクリが花をつけるまでには8年くらいかかるという事と、足元のひょろとした1枚葉の小さい芽が1年目のカタクリだと教えてもらいました。久しぶりに満開のカタクリを見る事ができてとても満足しました。