5/2(月)~5(木) 木曽駒ヶ岳・木曽御嶽山(個人山行)

F君に岡山まで来てもらい大阪でAさんと合流して駒ヶ根に向かいます。この時期の駐車場は空いています。バス待ちの列ができ始めたので私達も並びます。バスでしらび平まで進みロープウェーで一気に標高2600メートルの千畳敷まで登ります。外は快晴で雪景色も眩しい千畳敷カールが広がります。さっそくスタートします。積雪期は宝剣方面からの雪崩を避けるために大きく迂回してから乗越浄土へ向けて取り付きます。上部はかなり急なのでカチカチだったらキツイですが、程よく緩んでいます。ある程度直登したら夏道が出ているのでそれを使います。200メートル程の登りですが疲れました。そこから中岳を経由して駒ヶ岳山頂まで登ります。天気が良く展望も素晴らしく明日登る御嶽山も良く見えます。この後の予定もあるので来た道をとっとと下ります。乗越浄土からの下りで前でもたもたしている家族がいるなと思って譲ってもらった時に見ると、夫婦と子供2人でみんなアイゼンもピッケルも無くストックも各1本程度でキャップもしている状態でした。危険なので雪が十分緩んでからの下山のようですが、それでも子供連れでよく来るなと思いました。
駐車場まで戻り御嶽方面に向けて出発します。途中で買い出しをしてから日和田高原キャンプ場に入ります。GWなのでキャンプ場も予約が埋まっているのが多いのですが、濁河へ向かう途中で丁度良い場所がとれました。各自テントを張って、ビールを飲みながら七輪で焼肉をします。明日もあるので程々で寝ます。
翌日キャンプ場から濁河温泉の登山口に向かいます。登山口の駐車場は空いていて余裕で停められました。バイオトイレも使えるようになっています。ここからは雪が無い登山道をしばらく登ります。淡々と登りますが、樹林帯で展望もあまりありません。森林限界を出るとようやく視界が開けてきます。雪も少ないので直登ではなく夏道通りのトラバースを進み五ノ池小屋の横を過ぎて飛騨頂上に到着します。稜線は風が強くむきだしの顔が痛いです。そこからすぐ先にある三ノ池は雪解けが進むとドラゴンアイと呼ばれる青い池に雪が残った状態が見られるのですが、今はまだのようで残念です。計画通り先の摩利支天まで行こうとしましたが、風がかなり強いので一旦やめて小屋の脇で風を避けて休憩しました。1時間程たってちょっと風が緩んだようなので出発します。乗越までは夏道に沿って登りますが乗越から先は夏道は埋まっているので雪に埋まった岩の稜線に沿って進みます。摩利支天の山頂は岩場の一角で狭い場所です。ここからは剣ヶ峰が近くみえます。ここまで登ると達成感があるので来れて良かったです。五ノ池小屋まで戻り濁河へ向けて来た道をどんどん下ります。長い下りでかなり足にきましたが無事下山しました。濁河温泉の旅館で風呂に入り今夜の宿泊地である高山を目指します。
高山の中心地のゲストハウスをAさんが予約してくれていたので、近くの駐車場に車を停めてそこへ行きます。4人部屋ですが、3人で貸し切り5000円と安く綺麗な部屋です。市内の中心部に近いので夕食のついでに飲みに出ましたが、どこも一杯で全然入れません。私達同様に素泊まりで高山市内で食事をと考えている人も多く皆行く先々で断られていました。コンビニかスーパーの飯とも考えましたが、コンビニも少なくスーパーも大したものが残っていません、最終的に高山名物でもなんでもない普通の中華の店は空いていて入れました。かなり歩き回りましたがなんとか酒と食事にありつけました。その後宿に戻って部屋で少し飲んで就寝しました。
最終日は高山の朝市を散策してから、車で南に下り巌立峡に立ち寄ります。ここは昔の御嶽山へ登る小坂口の登山口になります。遊歩道の途中から山に入ると昔の一合目が苔むして残って歴史を感じさせます。ここからは寄り道せずに帰り途中でAさんを降ろして自宅まで帰りF君を見送ります。
山・キャンプ・高山市内泊・渓谷散策と盛沢山で天気にも恵まれて楽しい山旅でした。