出雲大社の北から東に宍道湖手前まで連なる低い山並みが連なる北山山系は、日本海から突然突き出たようになっており弥山から見える薗(その)の長浜と相まって国引きの神話を彷彿とさせました。今回は金山登山口から出雲大社へ向けて東から西への縦走でした。北山山系の中では鼻高山が一番高い山で標高536mとなり低山の縦走路です。距離は約13kmとロングコースです。縦走路は良く整備されていたのですが、金山登山口から最初のピークの旅伏山(たぶしやま)までは階段地獄?それ以降は直登&急登のアップダウンを繰り返すなかなかタフなコースでした。歩き出して1時間程で着いた都武自(つむじ)神社までで連続する階段は終わり稜線歩きとなりました。都武自神社から少し登ると最初のピークの旅伏山手前の広場に到着です。きれいに整備されていて屋根付きの休憩場所も完備されおり360度の景色を堪能しながら休憩しました。南には三瓶山がきれいに東には大山も遠くにかすかに見えました。北側には十六島鼻(うっぷるいばな)の風車も良く見えました。そこから少し行くと旅伏山の山頂で三角点が設置されていましたがここからは眺望ほぼなしでした。そこから次の鼻高山までの稜線は樹林帯の中で周りの景色が見えません。標識は小さいですが要所要所にきちんとつけられておりまたテープもいくつもあるのですが、なにせ枝道がたくさんありうっかりしていると違う道に迷い込んでしまいそうになります。標識のなかにはわざわざ「地図読みマニア向け縦走路」と書かれているものもあり、登山者へ挑戦している?と思わず思いました。
鼻高山頂上からはこれまた、360度の展望が素晴らしかった!! しかし鼻高山から弥山まではそれまで以上に単調で急登のアップダウンを繰り返すのできつかった。急登にはロープがかけられており危険個所はなく、また低山なので急登も長くは続かないのが救いですが、何度もあるアップダウンに加え景色も悪く途中で歩くのが嫌になってきました。
やっと縦走路最後のピークの弥山に到着です。ここまでくると一気に視界が開けそれまでの疲れも癒されました。やはりいい眺望は登山のなによりのサプリだと改めて実感です。
ここから一気に出雲大社まで下り、お参りをしました。一畑電車の出雲大社前駅から旅伏駅まで昔懐かしい電車で移動しやっと出発地点の駐車場に帰着しました。いや~、長かったです。スマホアプリの記録では行動時間:約8時間、歩行距離:約15km、累積標高差:約1050mとなってました。
行けそうでなかなか行けない山行を計画していただいたリーダーのSさんありがとうございました。また、参加されたメンバーの方々お疲れさまでした。