12/28(火)~31(金) 瑞牆山~金峰山

 12月28日、年内に終わらせないといけないことを終わらせるため、3時に起きてあれこれ片づけました。普段からこの何割減かのペースでやっておけばよいものを。なんとか終わらせて山行準備が整うと19時を過ぎており、できれば仮眠をしたかったのですがあきらめてSさん宅に向かいました。22時にSさん宅に集合し、車のキーを預けて出発します。睡眠不足が不安でしたが、車内でうまく寝ることができ、自分が運転しているときには眠たくなりませんでした。
予定よりも早く山梨に到着します。まず、ほったらかし温泉に6時過ぎに行きますと、すでに入場制限をしていて整理券の順に案内しているところでした。日の出が済むと人が減りますとのことでした。山行前であまり入る気はなかったのですが、Sさんが3人分整理券をもらっていたので、せっかくなので入ることにしました。ちょうど日の出の時間に案内され、温泉に入りながら富士山を眺め、日の出を迎えるという貴重な経験ができました。ただ寒かったです。
次に武田神社に行きました。武田軍団なので馬がいるかと思ったら馬はなく、イケメン風なにわとりが多くいました。
そして要害山に登りました。ここは信玄の生地で、防御や籠城の備えの跡がありました。
本日のメイン昇仙峡に続きます。富士山がよく見え、リア充の映え狙いなスポットが多い印象でした。ただ、けっこうけわしくて危険なところもあり、履物に注意喚起があるのもわかります。
最後に本日の宿、瑞牆山荘に入ります。部屋にテレビがない、コンセントが少ない、風呂は家庭用の少し大きめ程度と、山小屋以上、旅館未満という評判だそうですが、こたつがあって3人にしては広い部屋に入れてけっこういいと思いました。ただ、ストーブがすぐに換気するよう警報音を鳴らすのには手を焼きました。お客さんは私達以外に1人だけでした。夕食後、19時頃にこたつでお二人は寝はじめました。私は20時に布団に入って寝ました。

(感想:F)

年末山行2日目。本日が本格的な山行の開始になります。ここ数年毎年今年こそはと思いながらなかなか行けてなかった瑞垣山・金峰山に冬季に来ることができて気分は最高に盛り上がっていました。
スタート時の瑞牆山荘あたりでは風もなく路面も凍りついてなく暖かく感じられました。ツボ足で登って行きましたがなかなか足が進みません。最後尾でペースメーカーになっていました。1時間ほどで富士見平小屋の分岐まで到着。ここで瑞垣山方面へ。ここからは段々と岩が多くなってきて足を持ち上げるステップも大きくなってきました。やはりいけません。ますますペースが落ちるばかりになりました。予定より遅くなってしまったので、Sさんの判断で頂上まであと標高150mあたりで荷物をデポしチェーンスパイクを装着して山頂を目指しました。そこから身が軽くなりペースも上がりました。瑞牆山山頂ではガスで見晴らしも悪く集合写真を撮った後は速やかに下山しました。
富士見平小屋まで一旦400mほど高度を下げてそこから600mほどを登って金峰山小屋を目指します。少しの登りでもなかなか思うように足が進みません。自分の体力の無さを痛感したと同時に冬山で1日2座の行程はかなり厳しくしんどかった。
富士見平小屋から約3時間樹林帯を登り返し砂払ノ頭にやっと到着です。ここから少し岩岩の稜線を歩き金峰山山頂と金峰山小屋分岐から小屋の方へと山腹をトラバースして行きます。ここは年末寒波で降った雪が多く残っていてトレースもほぼ無く膝下ラッセルの状態でした。短時間で小屋が見えると思っていたのですがなかなか到着しません。小1時間ほど佐伯さんが先頭で引っ張ってくれやっと小屋に到着しました。今日は長かった。
金峰山小屋では無料でドリンク&お酒も振る舞われており飲み放題状態でした。夕食も鉄製のフライパンで一人一人にすき焼きとご馳走でした。でも私は完食することが出来ませんでした。今考えると頭も少し痛かったので軽い高山病になりかかっていたのかもしれません。明日の金峰山山頂からの絶景を期待しつつ就寝しました。

(感想:SA)

31日大晦日です。起床は6時でしたが、5時過ぎには周囲で音がしだして目が覚めました。1階に降りると御来光目当ての人達が食事をしていました。外のトイレに行くと雪が降っていました。御来光組が出発した後に私達も食事をして出発しました。
山頂までは小屋の横から登りますが、風にあおられます。上からは御来光組の人達が降りて来ていますが、寒い稜線で待つのはつらいだろうなと思いました。朝一からの登りで疲れましたが、五丈岩が見えると稜線です。そこから少し東に行くとピークです。先行者がいましたが、すぐにいなくなり私達だけになりました。遠景は見えないものの近場の景色は見えます。思ったよりは見えて満足でした。粘るのも寒いので下山にかかります。
稜線は岩場のルートなので北からの風を右側に終始受けながら歩くので顔の右側が痺れてきます。降りてから痛いと思っていたら目の横が軽い凍傷になっていました。樹林帯に入ると風はなく快適です。昨日長いと感じた登りは降りるのも長い。年越しを小屋で過ごす人達なのか割と登って来る人がいました。
瑞牆山荘の横に停めた車に戻り岡山への帰路につきます。風呂に入ってから帰りは中央道を通ります。特に雪も無く快調に進んでいましたが、関ヶ原の付近はさすがの雪で大渋滞でしたが、それを過ぎると車も減りました。
今回は初日からびっしりスケジュールを組んで色々立ち寄ったりしました。2日目は瑞牆山を登ってからの金峰山だったので大変疲れました。しかし小屋2泊だったので小屋内ではのんびり寛げたのが良かったです。

(感想:S)