8/13(木)~14(金) 初芽成谷

夏季休暇中に1回は沢登りに行きたいと思っていたらIさんが四国の泊まりでの沢登りの計画を出してくれました。実は泊まりでの沢登の山行は経験が無かったので、このチャンスを逃すまいと参加しました。
スタート地点の諏訪神社でいきなりアブの洗礼を受けました。いつもは持ってこないのですが、今回は防虫成分ディート30%配合の強力なタイプの虫よけスプレーを持っていきました。これが結構効果があって被害を最小限に抑える事ができました。それでも何か所も噛まれていて、帰宅後に結構痒かったです。
沢の水は適度な水温で浸かるのも躊躇は不要で、ちょうど良い水加減です。巨岩が多く、滝も高く登れないものが多いので高巻きが結構多く腐葉土の斜面のような感じなのであまりグリップが効かずかなり体力を消耗します。その分沢の水は綺麗で渓相もダイナミックです。しかし今回はあまりその景色を堪能することができませんでした。運動不足と体重増加の影響と思いますが、足取りが非常に重く、遅れ気味になったので歩を進めることで精一杯でした。その影響で予定の標高1200m付近では無く、1050m付近で宿泊することになりました。
宿泊地に到着すると、まず焚火の準備として乾燥している枝や流木を拾い集め、布ガムテープを着火剤にして火をつけます。火が安定するとIさんが準備してくれた夕食材料の茹でトウモロコシと厚切り牛ステーキを先端を尖らせた枝に刺して直火焼きしました。醤油とマジックソルトの味付けでしたが、どちらもとても美味しく頂けました。到着時間が遅く、魚影も見られなかったので、折角IKさんが持ってきていた竿も今回は出番が無く残念でした。
IさんとIKさんは経験者らしく野宿で、僕だけフライ無しのテント本体で寝ました。陽が沈むとアブも姿を消したので野宿でも快適に寝られそうでした。次回は野宿にチャレンジしたいと思います。
翌朝は夕食の残りとお茶漬けを食べて出発しました。後半はナメが多く、昨日と違った雰囲気の沢登りが味わえました。高巻きは相変わらずあり、ガレ場も現れて落石を起こさないように慎重に進みます。沢の水も稜線に出る少し前まで枯れる事が無いので、最後の詰め感は少なかったです。二ノ鎖元小屋付近に詰め上げて装備解除し成就社からロープウェイで西之川に下山しました。デポしていたIさんの自転車で一番体力の残っているIKさんが車を回収してくれて無事山行は終了しました。
今回メンバーに助けられて楽しい山行を満喫する事ができました。ありがとうございました。