昨年は行けなくて残念だった霧谷川の遡行に行ってきました。私は土曜の午前中が仕事で、集合にやや遅れたものの順調に山道を進み、霧谷山荘には予定通り到着。Iさんは髭が伸びてさらに山男らしくなっていました。荷物を降ろして風呂に火を入れると、宴会の開始です。Iさんの近況等を聞きつつ結構遅くまで飲んでしまいました。Iさんは電話をかけに麓に降り、私達は眠りに着きました。翌朝起きて朝食の用意をしましたが、Iさんがいない。夜出かけたまま帰っていないようです。しばらく待っていると軽トラの音がして、帰って来ました。麓に借りている家にて寝てしまったとの事。朝食を食べて準備をします。山荘の前から沢に降りるとすぐに遡行開始です。昨夜のお酒が残っていてちょっとむかむかが残っているものの、さっそく四国らしいエメラルドグリーンの淵が目の前に広がり気分が高まります。沢登りよりは水遊びしたい所です。今日は雨の予報もあったのですがどうやら降らずに済みそうです。しかしちょっと寒く泳ぐ気にはならず、へつりに取り掛かります。Iさんは海パンと水中眼鏡装備で泳ぐ気満々の格好の通り、躊躇なく泳いで滝に取り付きます。滝は数メートルの滑滝が多くガバも豊富なので安心して登れます。どんどん淵をへつりでやり過ごすと二股に到着。左へ行くとジゾウ谷なので、右の霧谷川の本流へと詰めます。そこからしばらく遡行すると30メートルの霧谷大滝に到着。ここで集合写真を撮り、左岸を巻きます。この後にも15メートルの滝がありこれはロープを出して右岸を巻きます。最後に倒木のジャングルジムを越えると、林道へ出て終了です。山荘まで林道を歩き、着替えた後、コーヒーをごちそうになりゆっくりしてから帰路に着きました。曇りがちであったものの十分に綺麗な淵を眺めながらの楽しい沢登りでした。もっと暑い時期だとガンガン泳いで水遊びを楽しめそうです。