10/22(日) 恵那山

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前日、道の駅きりら坂下で車中泊しました。周辺にいくつか道の駅がありますが、ここが一番静かで仮眠に適していると思います。
6時前に神坂峠につくと、さほど駐車場が広くないのですでに満車で、路肩スペースへの駐車が始まっていました。追分登山口の下の登山届ポストがある広い駐車場に停めて登ることにしました。今日は冷え込みが強く、高山は雪の予報のため、南の方であまり標高の高くない山に皆が来るのでしょう。鳥越峠へのショートカットルートを登るつもりが、間違えて神坂峠に登ってしまいました。道は神坂峠からの方がよいので、まあいいか、帰りはショートカットルートで下ろうと思って登り直します。神坂峠は古代東山道が通っていた場所で、周辺を散策しに来ている人もいました。
今年は熊が多く、恵那山系でも出ており、熊鈴を忘れたのでカラビナ2つをザックの外に下げようかと思いましたが、人が多くて熊鈴をつけている人も多かったです。
1999年か2000年に買ったスントのベクターがこのところ調子悪く、電池交換をしていったんは復活したものの、あらためて見てみると、高度マイナス1万5000m、気圧2600ミリバール(ヘクトパスカルではありません)とありえない表示をしており、歩き出すと低温のせいか時計まで消えてしまいました。スマホ、地図、コンパス、GPSを持っているので中止にすることはありませんが、いちいち取り出すのがちょっと面倒でした。温めるために腕につけていると時計だけリセットされたものの復活して、セットしなおして使いました。この山行を長らく使ってきたこの時計の最後にします。
地味百名山と言われるように、西日本の低山のような趣です。今日はある程度凍っているのでましですが、ぬかるみが多いです。また、木には霧氷がついていました。日があたるとパラパラと落ちてきます。ウバナギという地名がつけられた、落ちたら助からないような崖があり、名前からしても姥捨て山だったのかもしれません。
ときおり見晴らしのよい場所があり、御嶽、乗鞍、穂高は雪をまとっています。南アルプスの山はまだのようでした。
帰りは鳥越峠からのショートカットルートを下りますが、あまり道はよくありません。遠回りでも神坂峠経由の方が楽かもしれません。
下山後、中津川への道中にあるクアリゾート湯舟沢で入浴し、ところどころで仮眠をしながら翌日未明に帰宅しました。