8/1(日) 三鈷峰

三鈷峰へは昔行ったきりで、夏日という事もあり少し不安を持ちながらも、沢山のお花を楽しみに参加させて頂きました。Sリーダーと、お試し山行でご一緒したHさん、初めましてのSさんでした。
大山ナショナルパークの駐車場に到着し登山開始でしたが、最初から片方の手袋失くしてしまうという失態です。。。(初めましてのSさんが片方手袋を貸してくださいました。ありがとうございました。)
気を取り直し、大山寺から大神山神社を抜けて二俣へ、いよいよ登山らしい道のりに「こんな急登だったかなぁ」としきりに呟きながら「自分のペースじゃないと登れない」と言いながら下宝珠越まで登りました。
それからコンパス足りない為に苦戦する箇所もありながら歩いていくと、中宝珠越手前で大山の北壁が目にと飛び込んできます。上宝珠越までに北壁が見えるスポットがあり、見える度に近づいて来る北壁に「わーっ!!キレイ!! 緑と砂の白のコントラストが凄いー」と言って感動してました。そして三鈷峰へ。道のりは崩れていて、頼りない岩場を超えますが、その途中の斜面にもたくさんのお花が咲いています。そして頂上からの景色は大山の北壁とユートピア小屋とお花がたくさん咲いていて、まるでアニメに出てくるような雰囲気が本当に別世界で、ここに住めたらいいのにと思いました。
三鈷峰でお昼と記念撮影をし、ユートピア小屋方面へ。下りながら谷へも目をやると広がっている谷の景色に思わず覗き込んでしまいます。小屋に近づくにつれ、小屋とお花のコラボが本当になんとも言えなく、しきりに「カワイイー!カワイイー」と感動してました。
そこから象ケ鼻まで登り、より近くで大山を眺めた後、振子山方面へ。道のりは草木で足元の見通しが悪いので、かき分けながら草木を少々掴みながら歩いて行ったり、えぐれている上を通ったり、崩れている箇所は頼りないロープを頼ったり、少し気を付けながら歩かないといけないと感じながら振子山を越えました。
この辺りからは雲も出て日差しはなかったのですが無風だったので、ムシムシ状態です。
親指ピーク手前で登る先を見ましたが、見た目とは裏腹に手・足掛りはありますが「信用せず、ロープも信用せず登って」とSリーダーは言っていましたが・・ちょっと意味が分かりませんでしたが掛けて登るしかありません。
何とか無事通過した後は、だんだんと歩きやすい道のりになって行き、リーダーに言ってもらわないと気付かなかった野田ケ山を越え、大休峠避難小屋に到着しました。こちらの小屋もまた、森の中に住んでいる赤ずきんちゃんのおばあちゃん家みたいで可愛かったです。
ここですでに14時を過ぎていて、少し歩いた所に<川床まで 80分 3km>の案内板を見て、「えー!?まだあと80分もあるの?」と自分が遅いからにも関わらず、焦った私はSリーダーに「スビートアップで」と大口を叩きました。Sリーダーはお願いした途端、足元の悪い石ゴロゴロした道を見た事もない速さであっという間に下って見えなくなりました。その速さに何故か笑いが止まらず、心の中で、二度とスピードアップと言うまい…と思いました。
何とか舗装路に出て少しホッとしたのか、その後延々と続く舗装路歩きに、Sリーダーは走り出すし、その後をSさんも追って走るし、Hさんは時折振り返り私を確認しながら先へ歩いて行きますが、少々閉口した私は全く気にせずトロトロと嫌々歩いていました。
中の原のスキー場辺りでHさんが待っていてくれ、「もう少しで着くよ」と声をかけてくださりました。「あとちょっと?」と言いながら、その先の登山口辺りで別の登山者の方が、パートナーの迎えに来てくれた車に乗り込んでいく姿を見て、「Sリーダー先に着いてたら迎えに来てくれないかなぁ」とHさんに話しながら歩いていると、向こうからSリーダーの車が!!「乗る?」と聞かれ、もうその時は満面の笑みで即答で乗ってしまいました。。
麓の温泉でリフレッシュした後は鍵掛峠経由で大山を一望し帰路に着きました。
最近はいつも一人なので、皆さんとワイワイ言いながら、なんだか盛りだくさんの出来事でとても楽しかったです。御一緒した皆さんありがとうございました。